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登山や旅行、たまに動画編集をつらつらと。

【2017年】初めて登山の世界に足を踏み入れた時の話【2017m】

在宅勤務が始まってそろそろ2か月目も中盤に差し掛かろうかというこの頃。

現在でも緊急事態宣言は解除されていない首都圏在住なので、土日も絶賛自粛中です。

 

在宅勤務自体は大歓迎なのですが、土日に山に行きたすぎて気が狂いそう。

 

あれ、そもそもなんでこんなに山にハマったんだっけ。

ということで、表題の通り初めて山に登った時の話でもしようかと思います。

 

皆さんも、初めの山というものはあったと思います。

ご自分の山の原点について、振り返ってみるのもいい機会だと思いませんか?

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山登りに至る経緯

 

僕が初めて登山と呼べるものをしたのは、2017年の年末になります。

ですが、きっかけから話始めるともう少し時計の針を戻す必要があります。

 

大学生の頃、今とは打って変わって軽音楽サークルに所属しておりました。

楽器はドラム。理由は「叩けば音がちゃんとでるから」。単純でした。弦楽器などは押さえ方が間違っていると音がビビってしまって綺麗な音が出ないので、習得に際しストレスがかかるなあと思ったのです。いやドラムでもちゃんと叩かないと綺麗な音は出ないだろ、って意見もごもっともですが、当時の僕としては弦楽器よりは単純に音が出せるってだけで他の楽器を圧倒する入門のしやすさだったのです。

 

軽音楽サークルに対する世間一般的なステレオタイプとしては、

チャラい、酒めっちゃ飲む、ヤリサー、、、などなどやんちゃすぎる面が先行してる気がしますが、僕はそういう人種の人たちと絡むのが本当に嫌だったので、極力地味な軽音楽サークルを探して入りました。

それから4年間、帰宅部だった高校から合わせると7年間、運動という運動をせずに時は流れなんとな~く社会人になっておりました。

 

そしてそんな僕のもとに一通の手紙が。

当時、煙草もすぱすぱ吸っていた二個上の先輩が、サークル内恋愛から発展してご結婚されたのです。めでてえ。

 

結婚して、どうやら煙草をやめるように奥さんから言われたらしく、健康に気を遣うようになったと聞きました。加えてランニングや筋トレをするようになり、学生の頃とは全く違った体つきに。

まあそこまではいいんですが、だんだんついてくる筋肉を何かに生かしたい、そう思った先輩がたどり着いた先が登山だったそうです。

久々に会った先輩は、

胸筋がめっちゃでっかくなっておっぱい!もとい雄っぱい。

在学中のヒョロヒョロだったのが嘘みたいな筋肉だるま君に変貌してました。嘘やん。

あんた僕に煙草を教えたくせに何一人で健康になってんすか。ちょっとまって。金マルをくれたあなたはどこいっちゃったの。

 

まあそんな感じの経緯があり、先輩が登山を開始して2か月くらい経ったある日、僕のもとに召集令状赤紙がLINEで通知されたのでした。こわいね。

 

装備をそろえていざ登山口へ

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2017年12月某日。

僕たちは鴨沢登山口に到着しました。

 

そう、もうお気づきかと思いますが、この筋肉だるま先輩はこんなことをLINEに投げてきたのです。

 

「2017年に2017mの山登らね?」

 

 

出、出~~~~~~wwwwwwww

 

はい。でました。ミーハーなあれです。

 

まあ、でも僕も頭悪いので

 

「いくっしょwwww」

 

ただのイキリオタクです。アホですね。

 

ということで、一応好日山荘で登山靴とウェア、ヘッドライトを買い、ザックは持っていたバックパックを背負って雲取山日帰りピストンをすることとなりました。

 

一応、ルートの確認をしておきます。

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これが当時のログ。鴨沢から入り、七ツ石小屋を通り、奥多摩避難小屋前を通り、雲取山へ。ピストンです。

 

 沢登山口~七ツ石小屋

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名物看板。ここまでは舗装路を上がってくるだけなので、いよいよ本番だなと気を引き締めた覚えがあります。

 

 

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や、山だ。。。

山に入って行ってる。。。

 

そんな風に最初はおっかなびっくり歩いていたような記憶があります。

 

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距離にして1/4地点。

初めての登山だったので、こんな標識というか手書きの図が貼り付けてあることにかなり驚いた気がします。いい意味でイメージが変わったんですね。

 

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木漏れ日が美しい自然の中を歩いていきます。

 

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あと少しで七ツ石小屋が見えてきそうですね。

 

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と、そんな頃合いで顔を出した富士山。

テンションが上がります。

 

にしてもこの頃の写真の彩度がおかしい気がする。目がチカチカする。。。

 

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七ツ石小屋。こじんまりしてていいとこですよね。

いつか泊りに来たいけど中々ここを泊地にする山行が組めない。石尾根からくればいいのかな。

 

 

七ツ石小屋~山頂

 

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湧き水ってちゃんとあるんだなあと思ったり。

凍ってきてるあたり、やっぱり12月も終わりなんだなあ。 

 

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雲取山のこのコース、やっぱり稜線に出始めるこの辺からすごくいいですね。

画像左上の坂の向こうはどうなっているのだろう、と疲労よりもはやる気持ちが抑えられない!!って感じで自然と早歩きになります。

 

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振り返って一枚。

 

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ここほんとしゅきしゅきトレイル。

 

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ここに上がった瞬間、

「えっ!!やばい!!なにここ!!すっげー!!!ちょっと!!はやく!!」

って子供みたいにはしゃいでいました(笑)

 

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雲取山と言えばこの木。ひねくれてますね~(笑)

 

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富士山もここまで来るともうばっちりな美しさ。最高です。

 

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ヘリポートでかいなあと。

この時はあんまり山にヘリっていうもののイメージがつかなかったんですよね。

ほぉ~っと唸っただけだった気がします。

 

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あと一息。

 

12月末なので、うっすらと雪というか霜というかありますね。

今考えると、雪がついてなくてよかったなって思います。普通に軽アイゼンくらいは今だったら携帯してると思いますが、この時はそこまで知らなかったですし。。。

山を舐めるなおじさんに怒られそう。

 

 

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疲れが尋常じゃなく、最後の登りも先に行っててもらったので遅れてフィニッシュ。

ようやく山頂にたどり着きました。

 

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この景色。

 

この山頂から振り返った景色で、ノックアウト。

 

日本にはなんて素敵な場所があるんだ。

 

しかも歩いてしか行けないなんて、達成感もすごい。

 


もっと、日本を知りたい。


そう感じたのが、登山に惹き込まれた最大の要因かもしれません。

 

もともと旅は好きで、学生時代は東南アジアをふらついていたりしたので

知らないところ・行ったことのないところ・見たことにない景色には目がないんでしょうね。

 

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今後、何度も思い返す良い山行だったと思います。

 


下山後
 

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真っ暗な中もえぎの湯へ直行しました。

中は結構綺麗で、泉質が「メタほう酸・ふっ素」という珍しい(?)感じでした。

普通にいいお湯だったと思います。

 

 

 

P.S.

筋肉だるま先輩へ

初めての登山に冬の雲取山日帰りを選ばないでください^q^