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【九州遠征】五ヶ瀬川水系 祝子川本流ゴルジュ【DAY3】

DAY2はこちらから。

 

 

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五ヶ瀬川水系・祝子川本流ゴルジュ

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遡行グレード:3級

日程:2020.08.17-18(1泊2日)

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九州遠征DAY3。

これが今回の九州遠征でのメインイベントとなります。

 

大崩山系の花崗斑岩が水によって削られてできた渓谷。

その本流のゴルジュは、最も狭いところで30㎝と言われていることから

30㎝ゴルジュとも呼ばれているそうな。

 

そんな祝子川本流ゴルジュを遡行する沢登りに出発します。

 

祝子川渓谷へ

車で祝子川渓谷へ向かいます。

 

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YAMAPより。

祝子川本流ゴルジュの一般的な入渓点は、大崩山荘横の登山道からすぐです。

大崩山荘の奥にある湧塚分岐から入渓する場合もあるみたいですが、
今回は画像右下の大崩山登山口周辺からの入渓となります。

 

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持っていくギアの選定をして、いざ。

 

ちなみに今回は、takaさんのクライミングパートナーのKさんとご一緒することに。

今回本当にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます!

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入渓地点。

九州屈指の美渓、輝く花崗岩

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入渓すると、もうすでにこの渓相。

水もめちゃめちゃきれいで、夏の暑い時期に来れてすでにテンションマックス。

 

入渓点自体が通常よりだいぶ早いので、サクサク行けるところはサクサク歩きます。

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泳ぎも最高に気持ちがいい。

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敢えてチョックストーンの下の洞窟みたいになっている部分を通りに行ったり。

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これがまー冒険感がすごくて楽しいんですよね。ケイビングしてる人はこんな感じなのだろうかと思いを馳せながら進んでいきます。

 

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電話かけようとしてるtakaさん

ここでtakaさん、健康診断の連絡をしなければならないので、
大崩山荘周辺で電話をかけ始めます。

 

結局電話が通じなかったので、人に頼んで代わりに連絡してもらうことができたようです。

 

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その後は


無駄に水線突破してみたり。

 

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滝行もどきしてみたり。

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めっちゃいい感じが続きます。

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 花崗岩がすべすべなので、ホールドがない部分が多くステミングを多用する遡行が続きます。

 

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きれいな斜滝。巻かずに登る。

色々なラインが見いだせそうな斜滝。3人とも異なるラインで登りました。

(僕はライン取りミスってお助けもらいました。。あと焦っていたのかカラビナを強度の足りていない部分に接続していたので猛省。)

 

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ナメを歩いていくと、だんだんゴルジュが近づいてきているような雰囲気に。

 

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ステミングでプチゴルジュの奥を覗きに行ったtakaさん。ばりかっこいい。

 

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両側の壁が立ってきます。巨石がゴロゴロ。

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マントル決まるか!?

待ち受ける高巻き、ゴルジュ

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出ました。

2条8m滝です。

 

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先行パーティーは、滝直登ではなく高巻き後にフィックスしたロープを垂らして登らせてたみたいです。

直登は全然手がなさそう&支点の確保が難しそうだったので、素直に高巻きを選択。

 

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A0&A1を交えて高巻きします。リードはtakaさん。

2ピン目以降は錆びたボルトにナッツをタイオフで対応。

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二人ともめちゃめちゃかっこいい。

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草付きに移るまでがめっちゃ怖いスラブでした。

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高巻き後は落ち口へ懸垂下降。

 

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3連チョックストーン、一個目は左岸側から上がりましたが、
ぶっちゃけ正面スラブから上がった方が簡単だったかもしれない。。。

 

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3連チョックストーンを乗り越えていくと、
今回の祝子川本流ゴルジュの顔ともいえる最狭ゴルジュ地帯へ。

淵を泳いで行って、ステミング上がります。

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休んでるように見えて、めっちゃつらい僕。

入渓地点が早く、無駄にボルダームーブで登って体力を使い果たしていて、この後たかさんにお助けスリングを出してもらいました(本当に情けない。。takaさんありがとう)。

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チョックストーンは水線左から上がりました。

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最後は体をねじ込むように這い上がって抜けていきます。

 

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やり切りました!ってことで3ショット。

みんないい顔してる。

 

そして幕営地へ

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ゴルジュ地帯を抜けると、吐野まで三里河原を歩きます。

Kさんは日程的に日帰りだったので、この辺りで下山。

本当にお世話になりました。またご一緒できる日を楽しみにしています。

 

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幕営適地を探しつつ、takaさんは竿を出しながら進みます。

 

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幕営

ぼくはツエルトで、takaさんはモンベルのテント。

綺麗に張れた気がします。

 

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このために頑張ってきた。

takaさんが釣ってくれた魚とともに晩酌。

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着替えて焚火に当たって、ゆったりとした時間を過ごします。

なんて自由なんだ。。。

 

今回の遡行では、自分の技術的・体力的な不足が目立った山行だったので、

めっちゃ凹んだのと同時に、もっと頑張ろうというやる気にもつながりました。

この時ヤマメを食いながら感極まって泣いてしまったほど(お恥ずかしい)。

 

そんな、エモーショナルな夜を過ごして

DAY3が終わっていきました。

 

DAY4へ続く。

 

 

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