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登山や旅行、たまに動画編集をつらつらと。

【沢登り】大野川水系 奥岳川 サマン谷【祖母山】

大野川水系 奥岳川 サマン谷

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遡行グレード:2級

日程:2019.09.21(日帰り)

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初めての九州遠征。

初めての沢登りの記録。

沢の世界が開けたのは、ここからだった。

 

入渓

 

 

入渓時はガッスガス。

前日、登山口の東屋で前夜祭をして楽しんでいたが、

この日沢登りが初めてな僕はこんな天気では中々緊張感がある。

Takaさんが今から晴れるよダンスを踊ってた記憶。

 

入渓後すぐ、特徴的な花崗岩の沢床が顔をのぞかせる。

この沢は遡行時間も短くお手軽ゴルジュと名高いらしい。

そんな前情報は当の昔に頭から漏れ出ており、

自分にとっては何もかもが新鮮で処理が追い付かない。

 

この時は防水カメラも何もかも持っていなかったときで、ほとんど写真を撮ってもらっていた。ありがとうTakaさん。

セカンドで登るも、ゴボウしてた記憶。慣れなさがすごい。

 

渓相は極めて綺麗で、釜がいちいち美しい形をしている。

 

花崗岩が水に削り取られ、滑らかに曲線を描く。

白い沢床に映えるエメラルドグリーンの水。

なんと贅沢な沢登りデビューであろうか。

 

基本的には滝もへつりも落ちてもドボンなだけで、安心できる。

 

突っ張りムーブに移行しようにも足が出ないとこまで来てしまった人。

必死である。

 

チョックストーンでふざける。

 

このチョックストーンの乗越がかなり苦労したが、

ザックを前に背負って背中と足で突っ張るムーブで解決。頑張った。

 

最後の滝は取り付いてみるも全く歯が立たず。。

今行ったらまた違うのだろうか?

 

滝を越えると、ナメとともに堰堤が出てきて遡行終了。

 

 

どこでも好きなところを歩ける自由さ、せせらぎの音の心地よさ、

濡れることが前提の山行形態...etc

 

今までハイキングしかしてきていなかった自分にとっては、頭をぶん殴られたような衝撃が走る、山登りの概念を完全にぶっ壊された(もちろんいい意味で)山行だった。

この時の衝撃は思い返しながら記事にしたためている今でも忘れられない。

この先何度もこの山行の写真は見返すのだろうなあと思う。