【沢登り】タライゴヤ沢水系 ヤゲン沢【行者ヶ岳】
タライゴヤ沢水系 ヤゲン沢 概要
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遡行グレード:1級
日程:2020.10.24(日帰り)
コースタイム:札掛吊橋10:18→14:41行者ヶ岳14:44→14:53行者の鎖場15:00→
政次郎ノ頭15:09→書策新道分岐15:19新大日茶屋15:32→15:32新大日15:57→
女郎小屋ノ頭16:27→金林ノタル17:02→丹沢ホーム17:04→札掛吊橋17:09
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初めて自力で行った沢がここ、タライゴヤ沢ヤゲン沢。
沢の選定に丹沢の谷ルート200を隅から隅まで目を通し、
ここだったら自力で行って帰ってこれるだろうというところで1級の沢を選択した。
結果的に天気にも恵まれ、楽しい山行になった。
アプローチ
通行止めに気が付くことができず、車で秦野側から札掛駐車場へ。
2時間くらい出遅れてのスタートで、この林道。どうなることやら。
変わった形の堰堤が出てきた。
大きい岩や木はせき止めて、小物は敢えて流していくのだろうか。
林道は続く。
Co700ほどで、ヤゲン沢と境沢の分岐に差し掛かるので、ここから入渓。
ヤゲン沢は二股を左へ入る。
入渓
最初は平凡な渓相が続く。
GPSログはダウンロードしてきているものの、練習もかねて積極的に地形図と周囲の地形を照らし合わせながら進む。
登山道を歩いているときよりも、こうして照らし合わせていくことで地形図だけを見たときに「だいたいこういう等高線の詰まり方してるときはこんな景色なのか」という肌感覚を養うことができるんだなあと、当たり前のことを思う。
6m滝。右から容易に登れる。
結構癒し渓、というか平凡。笑
8m滝。直登は難しそうなので少し戻って右岸から巻く。
落ち葉の下の土は粘土質でぬるっとしていた。
フェルトソールだと急斜面の土にはなかなか踏ん張りが効かないなあと思いながら立木までトラバース。
せっかくなのでしっかりした立木から懸垂で沢に復帰。
8m滝の次の7m滝もまとめて巻く形になった。
しばらく小滝が続き、気持ちの良い沢歩きになる。
フリーで登れるちょうどいい滝もちらほら。
水が冷たいので、水線右側から抜ける。
水量も減ってきて、沢幅も狭くなってきた。
綺麗なちょろちょろ滝。
秋の沢登りもいいもんです。
標高が上がってきて、支尾根が沢山出てくるように。
基本的に二股は右へ右へ選択していった方が、素直に行者ヶ岳へ突き上げられるのだろうと思う。
地図読みが甘く、狙ってたところより一本隣の支尾根を詰め上げてしまった。
急登ではあるものの、根っこや立木がしっかりしているのでガシガシ標高を稼げた。
14:30頃、登山道へ合流。
行者ヶ岳を目指す。
高曇り?なこともあり割と快適。気持ちいい風が抜けていく。
14:41行者ヶ岳。
新大日あたりで鹿さん遭遇。全く逃げないで草を食んでいた。
下山で使用した長尾尾根。
なだらかな尾根でまさしく高速道路でした。
暗くなる前に下山。
今まで連れて行ってもらう沢だったのが、今度はすべてを自分の選択で進んでいかなければならない立場に変わり、「多い、、、やることが多い、、、」となっていたが、本来山はそういうものだろう。
稜線へ突き上げることのできる沢なので、清々しく帰ってくることができた。
やっぱり途中で遡行終了より稜線まで抜けられる沢が好きだなあと思う。